目次
どうもまぁにぃです。
突然ですがみなさん、以下の質問にパッと答えられますか?
”あなたの志望企業の業務を教えてください”
これを聞かれてギクッとなった方は要注意です。
私のOB訪問対応の経験では、多くの就活生が「事業」に目を向けていますが、「業務」に目を向けられていません。
そこで今回は業務を理解することの重要性について記事にしていきます。
- 志望企業の業務を理解できている自信がない
- 志望理由・自己PRをうまく書けるようになりたい
「業務」とは何か

業務の定義
そもそも、「業務」というものについて説明できますか?
辞書にはこんな感じで書いてあります。
職業や事業などに関して、継続して行う仕事。
https://kotobank.jp/word/業務-479007
要は、「所属するメンバーの1人として日常的にやっている仕事」のことです。
これだけだと分かりにくいと思うので、以下で事業と比較しながら説明していきます。
事業と業務の違い
比較をする前に、まず事業の定義について確認しておきましょう。
辞書によれば、事業とは以下の意味を指します。
「生産・営利などの一定の目的を持って継続的に、組織・会社・商店などを経営する仕事」
https://kotobank.jp/word/事業-503337
のことを指します。
よく「通信事業」とか「新規事業立ち上げ」とかいう言葉を聞くと思いますが、簡単に言ってしまえば「会社や組織などが行うような、広い意味での仕事」です。
つまり、「会社としての事業を成功させるために業務が存在する」のです。
簡単に図にすると以下のようなイメージです。

カフェの例

言葉で説明されてもよくわからん!例を出してくれ!
という方も多いと思うので、分かりやすいようにカフェで事業と業務の例を紹介しましょう。
上記までで理解できた方は、このパートは飛ばしてもらって大丈夫です笑
カフェの事業の1つに、カフェの運営(店舗事業)がありますよね。
では、業務は何でしょうか?
たくさんありますが、分かりやすいように、「お客さんが持ち帰りで注文してきた」という想定で考えてみましょう。

上記1つ1つ全てが業務です。
「店舗事業」という事業を成功させるために、上記のような様々な業務が存在しているのです。
業務理解が重要である理由

上記までで「業務とは何か」は理解できたと思います。
ここでは、業務理解がなぜ重要なのかということについて説明していきます。
重要な理由をしっかり理解し、すぐに行動に移せるようにしましょう。
「やりたい仕事」と「会社の仕事」のギャップを減らすことができる
みなさん、やりたいことは何ですか?
人それぞれ違うとは思いますが、「やりたいことを実現するために会社選びをしている」ということは共通していると思います。
そのやりたいことを実現するための会社を探す際に、業務の理解が重要なんです。
自分が働いているコンサルティング業界の例で考えてみましょう。
多くの就活生が、「コンサルタント=クライアントの問題解決」と解釈しています。
これ自体は間違っていません。
「クライアントの問題解決」と聞くと何か大きなことができそうな感じがしますよね。
間違ってはいませんが、これを達成するまでに様々な業務があります。
以下の図をご覧ください。

要は、クライアントの問題解決という大きな仕事ができるイメージとは裏腹に、地道にやらないといけない作業が多いのです。
「コンサルタント=大きな仕事ができる」と思うがあまり、自分の思い描いていた仕事と実際の仕事にギャップを感じてしまうというケースが多いのです。
この例はコンサルティング業界に限ったことではありません。
自分の志望する企業の業務はしっかり理解するようにしましょう。
志望動機・自己PR等のロジック強化に使える
業務を理解していることは、選考対策にもなります。
例えば、コンサルティング業界で「自分の強みを活かし、会社にどのような貢献ができますか?」と質問されたとしましょう。
その時、以下のどちらを採用したいと思いますか?
- 私の「問題解決力」を活かし、クライアントの問題解決の際に貢献できます
- 私の「最後までやり抜く力」を活かし、議事録や資料作成などの地道な作業や、お客様に提案をする作業等、全ての仕事において妥協せず取り組むことで貢献できます。
明らかに2番の方が説得力がありますよね。
具体的な業務を理解していることで、ESや面接の通過率を上げることができます。
良いことしかないので、しっかりと理解しましょう。
業務を理解するための方法


業務の重要性は分かったけど、どうやって知ればいいの?
って思う方が多いと思うので、私が業務を知るためにやっていたことをご紹介します。
OB訪問
1番手取り早いのは、業務のことを理解している社員に聞くこと、すなわちOB訪問です。
インターネット等に書いてあることもありますが、社員に聞くのが1番信憑性が高いです。
「OB訪問をどうやってやれば良いのかわからない」という方は、以下を参考にしてみてください。
インターンに参加する
新型肺炎が流行している現在はあまり開催されていないかとは思いますが、インターンに参加することもおすすめです。
会社のことを知るためのワークや、社員さんと直接話せる機会があるので、業務理解にはとても適していると思います。
参加した際は、社員さんに積極的に話しかけることを心がけましょう。
まとめ:事業よりも業務を知ろう
最後にこの記事をまとめて終わろうと思います。
事業の理解ももちろん大切ですが、それ以上に将来自分がやる「業務」を理解することが大切です。
とは言え、説明会やホームページ等では、「事業」が強調されてしまうケースが多いですよね。
だからこそ、自分から行動を起こして情報を取りに行く姿勢が大事になってくると思います。
妥協せずに取り組みましょう。
- 業務とは、日常的に行う仕事のこと
- 会社単位で行っている「事業」の中に、業務がある
- 業務理解が重要である理由は以下2つ
- 「やりたい仕事」と「会社の仕事」のギャップを減らせる
- 志望動機や自己PRのロジック強化に使える
- 業務理解の方法
- OB訪問
- インターンに参加
少しでも多くの方のためになっていれば幸いです。
それでは。
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